院長の武田です。
前回のご報告させていただきましたが、警察協力歯科医の研修も終了し無事に委嘱状を頂きました。また、海上保安庁からも海上保安歯科医の委嘱状を頂きました。
今後も、診療所内での診療ももちろんですが院外での活動も活発にこなしていきたいと思います。
Zushi Dental Clinic Blog
院長の武田です。
前回のご報告させていただきましたが、警察協力歯科医の研修も終了し無事に委嘱状を頂きました。また、海上保安庁からも海上保安歯科医の委嘱状を頂きました。
今後も、診療所内での診療ももちろんですが院外での活動も活発にこなしていきたいと思います。
院長の武田です。
先日お話させていただきました「災害対策・警察歯科委員会」ですが、通常の歯科治療とは全く異なる分野になります。どちらも、非日常の中での活動となりますので今までとは違ったスキルが必要となります。 そこで早速、先月に講習会と実習を経て警察協力医の終了証を貰ってまいりました。しかしながら、まだこれだけでは足りないことも多いため今後の学会等での研鑽を積み勉強をしていきたいと思っております。
また、災害時には携帯および固定電話の不通や停電等によるテレビからの情報が得られなくなり現状を把握することが困難となります。そんな状況でも使用出来るようにアマチュア無線の資格も復活させました。実はこの資格は20年以上前に収得したのですが免許証を紛失してしまっていたので再発行してもらいました。これを機にさらに上級の資格収得など目指して頑張っていきます。
わたくし院長の武田は現在までに、地域の歯科医師会(逗子・葉山)の理事を仰せつかり地域医療のために邁進させていただきましたが、今期より一般社団法人神奈川県歯科医師会の「災害対策・警察歯科委員会」の任も拝命いたしました。
現在も、九州地方での大雨による被害が続いておりますが、災害には災害の直接的な原因による「直接死」や、災害のストレスや生活環境の悪化によって発症あるいは増悪する疾患の「災害関連疾患」や「災害関連死」などがあります。
災害関連死は、「災害という特殊な事態が無かったら助かった可能性のある死亡」と定義されています。
あまり報道されておらずご存じない方も多いと思いますが、阪神淡路大震災においての災害関連死で最も多かったのは肺炎と言われております。その肺炎の中でも高齢者においては誤嚥性肺炎が多く見受けられました。入れ歯の紛失や、水不足による口腔衛生状態の不良などにより誤嚥性肺炎に罹患し亡くなられるのは、予防することによって著しく低下することが分かっております。
現状の日本は、災害に対しての対応がまだまだ十分といえない状態ですので、今までの経験や各国の情報などを勉強して我々が行うべき事を学び、しっかりと対策を講じていきたいと思います。
こんにちは、院長の武田です。
最近は、ドラッグストアなどを覗くと様々な口腔ケア用品が目に付きます。歯周病や虫歯に関心のある方は、そのパッケージに記載された用語をみて商品を選んでいるかもしれません。そのパッケージには「口臭」「歯肉の腫れ」「出血」「フッ素」など様々な言葉が書かれており、歯周病などに効果があるように思われる方も多いでしょう。
間違いです!
通常、ドラッグストア等で販売されている歯磨き粉やうがい薬は歯周病や、虫歯などに効きそうな事が書いてありますが「歯周病を治す」「虫歯を治す」など治療にあたることは記載されていないと思います。記載してあっても「歯周病予防」などの予防効果に過ぎません。歯周病治療にはやはり歯科受診が必要になります。歯茎の腫れなどが、ブラッシングで改善することもありますが、それは一時的であって根本の原因を除去しないと知らぬ間に症状が進行してしまう場合も多く診られます。歯周病が指摘されている方は定期健診が必要になりますので、症状の有無に関わらず定期健診をしましょう。
しかしながら、一般に売られている商品が全く無意味な訳ではありません。歯科医院での治療と並行して使用する事により治療の効果を高めるものもあります。様々な商品と様々な効能がありますので、かかりつけ医に相談して購入するのも効果的です。
こんにちは、院長の武田です。
喫煙が体に対して悪影響を及ぼす可能性は近年では誰もが知るところだと思います。特に口腔はタバコの煙が入る入口ですのでその影響も大きく受けやすいです。タバコを吸うことによって歯にヤニが付着しますし、特有の口臭や歯周病の悪化など様々な悪影響を口腔へもたらします。しかし、喫煙者の口腔への害は当然として、タバコを吸っていない方もその影響を受けているかもしれません。
最近はテレビでも、飲食店での全面禁煙などのニュースが良く流れています。国立がん研究センターの疫学調査で男性は自らの喫煙ではもちろんのこと、人の吸ったタバコの煙の影響「受動喫煙」でも歯周病のリスクが3倍以上高くなることが明らかになりました。
「タバコは害だ」「タバコは身体に良くない」ということは、誰でも知っていますし、喫煙者も含めて、誰もが知っているはずだと思っています。しかし、本当のことを理解する必要があります。
タバコの煙の中には、約4,000種類の化学物質が含まれ、そのうちの約200種類が有害物質で、発がん物質が約70種類と言われていています。さらに、タバコは、喫煙者だけの問題ではなく、タバコから吸い込んだ主流煙を喫煙者が吐き出す呼出煙と副流煙からなる受動喫煙(secondhand smoke)により不特定多数の健康までにも悪影響を与える点、さらに、「タバコを消した後にも残っているタバコ煙による汚染、 残留タバコ成分による健康被害、三次喫煙(thirdhand smoke)」による健康被害までも留意する必要があります。
日本歯科医師会テーマパーク8020より引用