歯学講座

こんにちは院長の武田です。

 先日、横浜海上防災基地にて海上保安庁第三管区海上保安部及び神奈川県警の皆さんに検視に必要な歯学講座として講演を行ってまいりました。

 場所は皆さんご存じのみなとみらいの赤レンガ倉庫のすぐ裏です。となりには海上保安資料館として以前起きた事件で使用された北朝鮮の実際の工作船が展示されています。船には弾痕も残っており銃撃戦などの貴重な資料が展示されていますので皆さんお近くに行った際は是非ご覧ください、入館料も無料です。

北朝鮮工作船

 さてこの講義ですが前回は神奈川県警本部にて行われましたが、今回は横浜海上防災基地での開催となりました。我々は海などを含め身元不明のご遺体を鑑定する事がありますがその際にどのように鑑定しているか、またどのような手順が大事かを講演してまいりました。皆さん専門外の分野に関しても熱心に受講していただきましてありがとうございました。

  講演後には防災基地内の施設も見学させていただきましたが、荒天下の海難現場を再現できる特殊なプールや船を想定した模擬船室なども有りました。

荒天シュミレーションプール
模擬船室

 プールは波が起きるだけでなく、ヘリコプターなどの風なども想定されているようです、そのほかも様々な状況を想定しての過酷な訓練をして我々の安全を守って頂いているのを目の当たりにすると感謝の念が湧いてきました。(平時もちゃんと感謝はしております!)

横浜海上防災基地

 

能登半島地震

先日は休診をさせて頂きまして申し訳ございませんでした。

2/1~5まで能登半島地震に対する避難所における災害歯科支援のために石川県輪島市に派遣されておりました。最近はニュースなどでもよく耳にするかもしれませんが「災害関連死」という言葉が御座います。これは、災害による直接死ではなく、発災時には助かったが災害があったために生活環境などが変わり死につながるというものです。例えば、被災して避難所での生活が長くなり以前との食生活の変化に対応できずに、誤嚥性肺炎などにかかり亡くなってしまうなどです。

 阪神淡路大震災の時も肺炎による死者は多かったのですが、誤嚥性肺炎の原因として口腔の環境が悪化する事が大きな原因ともいわれております。その為に今回、神奈川県の日本災害歯科支援チーム(JDAT)の先発隊として石川県輪島市へ行ってまいりました。

 

 訪問時は金沢市街の地震による被害はほとんど感じ取れませんでしたが、能登半島に入り一般車両の通行止め以降になると現在でも道は崩落しており、補修されているとはいえ道路は段差が多くうねりなども有りました。

 

 輪島市は全域においてほぼ断水が続いており、避難所前などには各地域からの給水施設が設置されておりました。横浜水道局の方も工事にいらっしゃっておりました。

 

現在でも倒壊した家などが道路を塞いでおり、地震による力の凄さが伺われました。また、海岸線が隆起したのはニュースでは知っておりましたが、実際に港の水が無くなり消波ブロックの遠くに海岸線があるのを目の当たりにすると恐ろしささえ感じられました。いずれにせよ、ニュースによるTVのこちら側と現実とではやはり隔たりがあると思い、今後も微力ながら被災地の復興のためお手伝いをできればと思っております。

この度の地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。

当院の感染対策

こんにちは院長の武田です。

 当院は感染対策には開院当初より力を入れており、その当時からより滅菌精度の高いクラスBの滅菌器を導入したり、診療室内の粉じんや切削時の微細な飛沫なども吸引できる口腔外バキュームなどを設置しておりました。今回、いままで滅菌が構造上できなかったプラスチック製品や熱に弱い医療機器なども安心して使用できるようにガスによる消毒機器を新たに導入しました。

ホルホープ

 この機器の導入によりより効率的に消毒・滅菌作業ができるようになりより安全な医療をご提供できるようになりました。この機器の使用にあたっては、特別な資格が必要になるため通常の歯科医院ではほとんど導入されているところはありません。また、通常の滅菌操作においては特別な資格は必要ありませんが、本院ではより精度の高い操作を行うために滅菌技士の資格を習得したものが管理しております。

 滅菌・消毒などは目に見えず特に今回のコロナ禍以前では一般の方もあまり気にする事も少なかったかと思います。しかしながら当院では目に見えないものだからこそ慎重に扱っていくべきことと認識をして取り組んでおります。

逗子デンタルクリニック

歯ブラシのキャンペーン

こんにちは受付の中村です。

当院でオススメの歯ブラシ『ペルラ』のキャンペーンを期間限定で実施いたします!

ペルラの特徴としては、ヘッド部分が薄くコンパクトなため奥歯や細かい箇所も磨きやすい歯ブラシです。

歯並びの良くないところにもフィットしてくれて使いやすいので私も気に入っていて、いつも箱買いしています・・(*^^)v

そんなペルラを1箱(12本入り、2,640円)購入していただくと、ペルラが1本ついてきます!!

 

お求めの際はスタッフまでお声掛けください♪

 

酸蝕症

こんにちは、受付の中村です。

現代の食生活には、酸が多く含まれています。ジュースはもちろん、フルーツなども酸性に該当します。

歯はカルシウムの一種であり、酸に弱いため酸性のものに触れると化学反応を起こして溶けてしまいます。

このことを『酸蝕症』といいます。

酸蝕症の特徴として

・しみやすい

・歯全体が丸みを帯びている

・前歯の先端が透けていてヒビが入ったりザラつく

などがあります。

酸蝕症にならないためには食生活を変える必要はなく、きちんと予防することが大切になります。

(かむカムNo.41秋号引用)

予防方法として

・頻繁または不規則な間食をしない

 →酸蝕症の原因のひとつで、歯の表面が溶けたままの時間が長くなり、ちゃんと元に戻れなくなってしまいます。

・酸性度の強い飲食物を摂取したあとは、しっかり水で口をゆすいですぐブラッシングをしない

 →酸性度の強いものを摂取した直後は歯のエナメル質が柔らかくなっているため、ブラッシングをすると余計に歯が削れてしまいます。

では、飲食後の歯磨きは“いつ”行えば良いのでしょうか。

飲食後、30分ほどで唾液が少し溶けた歯の表面を修復(再石灰化)し、中性に戻ろうとします。歯を余計に傷つけないために食後30分後に歯磨きをするのが良いとされています。

また、歯磨き時はフッ素入りの歯磨き剤の使用をオススメします。当院ではフッ素濃度の高い「クリンプロ」という歯磨き剤を取り扱っております。

歯の健康を守るために、規則正しい食習慣と正しい歯磨き方法を心がけましょう☺