こんちには、逗子デンタルクリニックの武田です。
今回は、歯科受診に際してよく聞かれる勘違いについてお話してみたいと思います。
歯がうずくけどまだ痛くないので様子を見よう!
間違いです!
患者さんとお話をしていて良く聞く言葉に「また、痛くないから治療しなくてもいいですよね?」「この前、歯が痛かったけど2~3日で落ち着いたので様子を見てました。」などおっしゃる方がいらっしゃいますが、痛みの有無で受診を判断するのは間違いです。
当然、痛かったら受診をした方が良いのですが、痛くない、もしくは落ち着いたからといって受診をしないのは、病気を進行させてしまう可能性があります。
歯は、何層かに分かれていて、一番外側の層の「エナメル質」内の初期虫歯においては痛みは感じることはあまりありません。
ですから、痛みの有無で受診を決めていると虫歯もかなり進行した状態での受診となってしまいます。
このような状態になると、エナメル質の下の層の「象牙質」まで虫歯が進行し、歯の神経である「歯髄」まで菌が達してしまいますので、神経を取る処置が必要になってしまいます。
初期虫歯は定期健診で発見しましょう!
初期虫歯は、なかなかご自分で見つけることは難しいので、痛くなる前に定期健診で見つけてもらうことが重要です。
虫歯の治療も、進行してしまってからですと治療回数も増えますし、治療も大きくなりますので銀歯などになって審美性が著しく損なわれてしまいます。しかしながら、初期の場合ですと治療回数も1回で終わることも多く、かつ白い詰め物で出来る場合は審美性も保たれます。
是非、かかりつけの歯医者を作って定期健診を行いましょう。