歯と口の健康週間行事

 こんにちは院長の武田です。先日はトレッサ横浜にて港北歯科医師会の依頼を受け市民の皆様に災害時の歯医者の役割についてお話をさせて頂きました。

 私の講演のほかに医師会や技工士会など様々分野の方の発表や各会のブースでは催しなども行われており盛り上がっておりました。

 講演を聞かれている方も真剣に聞いていただき、災害に関しての関心の高さを感じられました。

 

 内容としては、災害時の歯科医師の活動や誤嚥性肺炎のお話。それに今回の能登半島地震に対する歯科支援派遣についてもお話をさせて頂きました。

本日6/3の朝にも能登半島にて震度5の地震があり、関東にいる私の携帯も緊急地震速報を受信し心配をしておりました。まだ復興も十分ではない中での大きな地震ですので被災された方の不安は大きいものと察します。今後の被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。

逗子デンタルクリニック

感謝状

 こんにちは院長の武田です。

 先日、神奈川県歯科医師会の代議員会の場で先の石川県能登半島地震に対する医療支援派遣に関しての感謝状を頂きました。

 今回の派遣は日本全国からになりますが、神奈川県からは私たちのチームのみで関東地方で見ても他に東京都のチームが派遣されだけで、やはり関東からの遠距離からは少なかったようです。今回は被災し避難している方々の口腔環境の改善や石川県歯科医師会の皆様の援助がする事が出来て私自身もとても有用だったと考えております。

 

 代議員会の場で皆様に感謝の言葉と今後の災害歯科体制に関してもお話をさせて頂きました。今後この神奈川でも地震による被害が出ることが予想されております。その際に少しでも被害を減少し、また少しでも早く対応できるよう頑張っていきたいと思います。

逗子デンタルクリニック

歯学講座

こんにちは院長の武田です。

 先日、横浜海上防災基地にて海上保安庁第三管区海上保安部及び神奈川県警の皆さんに検視に必要な歯学講座として講演を行ってまいりました。

 場所は皆さんご存じのみなとみらいの赤レンガ倉庫のすぐ裏です。となりには海上保安資料館として以前起きた事件で使用された北朝鮮の実際の工作船が展示されています。船には弾痕も残っており銃撃戦などの貴重な資料が展示されていますので皆さんお近くに行った際は是非ご覧ください、入館料も無料です。

北朝鮮工作船

 さてこの講義ですが前回は神奈川県警本部にて行われましたが、今回は横浜海上防災基地での開催となりました。我々は海などを含め身元不明のご遺体を鑑定する事がありますがその際にどのように鑑定しているか、またどのような手順が大事かを講演してまいりました。皆さん専門外の分野に関しても熱心に受講していただきましてありがとうございました。

  講演後には防災基地内の施設も見学させていただきましたが、荒天下の海難現場を再現できる特殊なプールや船を想定した模擬船室なども有りました。

荒天シュミレーションプール
模擬船室

 プールは波が起きるだけでなく、ヘリコプターなどの風なども想定されているようです、そのほかも様々な状況を想定しての過酷な訓練をして我々の安全を守って頂いているのを目の当たりにすると感謝の念が湧いてきました。(平時もちゃんと感謝はしております!)

横浜海上防災基地

 

能登半島地震

先日は休診をさせて頂きまして申し訳ございませんでした。

2/1~5まで能登半島地震に対する避難所における災害歯科支援のために石川県輪島市に派遣されておりました。最近はニュースなどでもよく耳にするかもしれませんが「災害関連死」という言葉が御座います。これは、災害による直接死ではなく、発災時には助かったが災害があったために生活環境などが変わり死につながるというものです。例えば、被災して避難所での生活が長くなり以前との食生活の変化に対応できずに、誤嚥性肺炎などにかかり亡くなってしまうなどです。

 阪神淡路大震災の時も肺炎による死者は多かったのですが、誤嚥性肺炎の原因として口腔の環境が悪化する事が大きな原因ともいわれております。その為に今回、神奈川県の日本災害歯科支援チーム(JDAT)の先発隊として石川県輪島市へ行ってまいりました。

 

 訪問時は金沢市街の地震による被害はほとんど感じ取れませんでしたが、能登半島に入り一般車両の通行止め以降になると現在でも道は崩落しており、補修されているとはいえ道路は段差が多くうねりなども有りました。

 

 輪島市は全域においてほぼ断水が続いており、避難所前などには各地域からの給水施設が設置されておりました。横浜水道局の方も工事にいらっしゃっておりました。

 

現在でも倒壊した家などが道路を塞いでおり、地震による力の凄さが伺われました。また、海岸線が隆起したのはニュースでは知っておりましたが、実際に港の水が無くなり消波ブロックの遠くに海岸線があるのを目の当たりにすると恐ろしささえ感じられました。いずれにせよ、ニュースによるTVのこちら側と現実とではやはり隔たりがあると思い、今後も微力ながら被災地の復興のためお手伝いをできればと思っております。

この度の地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。