喫煙と歯周病

こんにちは、院長の武田です。

喫煙が体に対して悪影響を及ぼす可能性は近年では誰もが知るところだと思います。特に口腔はタバコの煙が入る入口ですのでその影響も大きく受けやすいです。タバコを吸うことによって歯にヤニが付着しますし、特有の口臭や歯周病の悪化など様々な悪影響を口腔へもたらします。しかし、喫煙者の口腔への害は当然として、タバコを吸っていない方もその影響を受けているかもしれません。

私はタバコを吸わないから、煙の影響は無い!?

最近はテレビでも、飲食店での全面禁煙などのニュースが良く流れています。国立がん研究センターの疫学調査で男性は自らの喫煙ではもちろんのこと、人の吸ったタバコの煙の影響「受動喫煙」でも歯周病のリスクが3倍以上高くなることが明らかになりました。

「タバコは害だ」「タバコは身体に良くない」ということは、誰でも知っていますし、喫煙者も含めて、誰もが知っているはずだと思っています。しかし、本当のことを理解する必要があります。

タバコの煙の中には、約4,000種類の化学物質が含まれ、そのうちの約200種類が有害物質で、発がん物質が約70種類と言われていています。さらに、タバコは、喫煙者だけの問題ではなく、タバコから吸い込んだ主流煙を喫煙者が吐き出す呼出煙と副流煙からなる受動喫煙(secondhand smoke)により不特定多数の健康までにも悪影響を与える点、さらに、「タバコを消した後にも残っているタバコ煙による汚染、 残留タバコ成分による健康被害、三次喫煙(thirdhand smoke)」による健康被害までも留意する必要があります。

日本歯科医師会テーマパーク8020より引用

逗子デンタルクリニック

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