第17回警察歯科医会全国大会

こんにちは院長の武田です。

先日8/25(土)は休診のためご迷惑をお掛けしました。

8/25は第17回警察歯科医会全国大会参加の為に休診とさせていただきました。今回は熊本での開催となり神奈川県歯科医師会として「神奈川県歯科医師会主催 神奈川県警察協力歯科医研修会の報告」、神奈川県警察本部刑事部捜査第一課検視室から「神奈川県警と神奈川県警察歯科医会・神奈川歯科大学との連携によるポータブルレントゲンを活用した歯科身元確認」の発表を行ってまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この大会は、全国の歯科医師会を主に各地域の警察の方なども参加する通常の歯科の学会とは少し違った形の大会になります。今回の主催が熊本歯科医師会でしたので、2016年の熊本地震に際しての災害対策に関しての報告もされておりました。

 

昨年は、東日本大震災の復興支援も兼ねて宮城県の震災遺構である荒浜小学校などを視察してまいりました。今回の大会は開催地が熊本でしたので、会場近くにある熊本城などを見学してまいりましたが、改修工事が進んでいるとはいえまだまだ多くの爪跡が残っておりました。熊本の市街地は、賑やかで煌びやかな様相を呈しておりますが、益城町などはまだ復興の途中であるようで町の復興は当然ですが、人々の心の回復も早くなされることをお祈りします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈川県歯科医師会の災害対策委員としては、災害に対しての視察も大切ですが、今後関東地方でも起こるとされている震度6弱以上の地震に際しての準備を怠らないよう頑張りたいと思います。

 

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マウスガード

こんにちは院長の武田です。

皆さんは「マウスピース」と言うと何を思い浮かべますか?

歯医者が言うと、矯正のマウスピースなどや顎関節症のマウスピース等を思い浮かべるかもしれませんが、一般的にはボクシングなどのマウスピースが思い浮かぶのではないでしょうか。

スポーツで使用するマウスピースはマウスガードと呼ばれ、歯や歯茎を守るだけでなく顎関節や唇などの保護にもなっております。さらには脳へのダメージを軽減し脳震盪予防や頚椎損傷を減少すると考えられています。

以前はスポーツにおいてのマウスピース普及率は低かったですが、近年ではボクシングはもちろんのこと、キックボクシング、空手、アメリカンフットボール、ラグビー、ラクロス(女子)などはマウスピースの装着が義務付けられています。

装着義務の無いスポーツでも、バスケットボールやサッカーなど他人との接触があるスポーツでは装着が推奨されております。実際に、敵選手との接触によって歯牙破折や歯肉裂傷等は診察をしていて珍しくはありません。

今回は、当院にラクロスをしてらっしゃる方が来院されたので新しくマウスガードを作成しました。ご自分のカラーが緑と言うことでしたので緑のラメ入りで作成しました。最近のマウスガードは様々な柄や色を選べますので他人とは違った自分用を作成できることが出来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マウスガードは、個々によってはもちろんの事ですがスポーツの種類によってもその大きさや厚さなど様々ですので歯科医院での作成をお勧めします。

追記:先日バスケをやっている小学生の息子のマウスガードを作成したところ、なんかシュートが調子良いと言っていました(笑

注! シュート能力は努力で伸ばしてください

 

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災害対策・警察歯科委員会

院長の武田です。

先日お話させていただきました「災害対策・警察歯科委員会」ですが、通常の歯科治療とは全く異なる分野になります。どちらも、非日常の中での活動となりますので今までとは違ったスキルが必要となります。 そこで早速、先月に講習会と実習を経て警察協力医の終了証を貰ってまいりました。しかしながら、まだこれだけでは足りないことも多いため今後の学会等での研鑽を積み勉強をしていきたいと思っております。

また、災害時には携帯および固定電話の不通や停電等によるテレビからの情報が得られなくなり現状を把握することが困難となります。そんな状況でも使用出来るようにアマチュア無線の資格も復活させました。実はこの資格は20年以上前に収得したのですが免許証を紛失してしまっていたので再発行してもらいました。これを機にさらに上級の資格収得など目指して頑張っていきます。

 

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頑張ります。

わたくし院長の武田は現在までに、地域の歯科医師会(逗子・葉山)の理事を仰せつかり地域医療のために邁進させていただきましたが、今期より一般社団法人神奈川県歯科医師会の「災害対策・警察歯科委員会」の任も拝命いたしました。

現在も、九州地方での大雨による被害が続いておりますが、災害には災害の直接的な原因による「直接死」や、災害のストレスや生活環境の悪化によって発症あるいは増悪する疾患の「災害関連疾患」や「災害関連死」などがあります。

災害関連死は、「災害という特殊な事態が無かったら助かった可能性のある死亡」と定義されています。

災害時に歯科(歯医者)にできることはあるのか?

いえ、やらなくてはいけない事があるのです。

 

あまり報道されておらずご存じない方も多いと思いますが、阪神淡路大震災においての災害関連死で最も多かったのは肺炎と言われております。その肺炎の中でも高齢者においては誤嚥性肺炎が多く見受けられました。入れ歯の紛失や、水不足による口腔衛生状態の不良などにより誤嚥性肺炎に罹患し亡くなられるのは、予防することによって著しく低下することが分かっております。

現状の日本は、災害に対しての対応がまだまだ十分といえない状態ですので、今までの経験や各国の情報などを勉強して我々が行うべき事を学び、しっかりと対策を講じていきたいと思います。

 

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歯周病治療?

こんにちは、院長の武田です。

最近は、ドラッグストアなどを覗くと様々な口腔ケア用品が目に付きます。歯周病や虫歯に関心のある方は、そのパッケージに記載された用語をみて商品を選んでいるかもしれません。そのパッケージには「口臭」「歯肉の腫れ」「出血」「フッ素」など様々な言葉が書かれており、歯周病などに効果があるように思われる方も多いでしょう。

歯周病治療のために、ドラッグストアに歯磨き粉やうがい薬を買いに行こう!

 

間違いです!

通常、ドラッグストア等で販売されている歯磨き粉やうがい薬は歯周病や、虫歯などに効きそうな事が書いてありますが「歯周病を治す」「虫歯を治す」など治療にあたることは記載されていないと思います。記載してあっても「歯周病予防」などの予防効果に過ぎません。歯周病治療にはやはり歯科受診が必要になります。歯茎の腫れなどが、ブラッシングで改善することもありますが、それは一時的であって根本の原因を除去しないと知らぬ間に症状が進行してしまう場合も多く診られます。歯周病が指摘されている方は定期健診が必要になりますので、症状の有無に関わらず定期健診をしましょう。

しかしながら、一般に売られている商品が全く無意味な訳ではありません。歯科医院での治療と並行して使用する事により治療の効果を高めるものもあります。様々な商品と様々な効能がありますので、かかりつけ医に相談して購入するのも効果的です。

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