資格習得

こんにちは院長の武田です。

昨日当院のスタッフが、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の資格を習得しました。

 あまり聞きなれない資格ですが、医療機関においてのガス滅菌を行うにあたっての必要な資格となります。しかしながら、このガス滅菌器は全国の歯科医院ではほぼ導入をされておりません。導入されているのは大学病院や総合病院などといった大きな施設となっております。

 通常の歯科医院では、高圧蒸気滅菌を用いて滅菌を行っておりますがこちらは資格は不要となっております。当院においてはこの滅菌器も日本ではまだ導入率が低いより高度なクラスB滅菌器を開業当初より採用をしております。また、滅菌にあたっても第2種滅菌技士の有資格者が責任をもって取り扱っております。

逗子デンタルクリニック

普通救命講習

こんにちは、受付の中村です。

先月、逗子消防署にて普通救命講習を受講してきました。

講習では、人形を用いて胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方や、AED(自動体外式除細動器)の使い方などを学ばせていただきました。

AEDの設置率は日本が世界一で、病院はもちろん、商業施設や駅、コンビニなどにも設置されており見かけることが多いかと思いますが、滅多に経験することもないので使用したことのない人がほとんどだと思います。

救急隊が到着するまでに、心肺停止の人に10分以上何も処置が行われないと、生存するのは難しいといわれています。

しかし、AEDを使用したり心臓マッサージを続けることにより助かる確率は上がりますので、できるだけ早く処置を行うことが大切になります。

何をしたら良いかわからなくても、119番に連絡するとその場でやってほしいことを口頭で説明してくれたり、AEDには自動音声ガイドがあるのでその指示に従えば救命処置を行うことが出来ます。電気ショックを与える必要があるかどうかはAEDの機械が判断してくれますので、心肺停止の方がいたらためらわずにAEDを使用してください。

講習で心臓マッサージを行ってみて、力の入れ方や同じリズムで継続して行うのが難しかったですが、周囲の人に何かあった時に早急に正しい対応ができるためにも救命講習を受講してよかったなと感じました。

そして、3時間ほどの実技等を受けた後、無事に修了証をいただくことができました。

「噛む」

「噛む」という動作は、主として「食べ物を飲み込みやすくする」という認識が多いかと思いますが、最近の研究結果で「記憶」と大きく関係していることが報告されています。

普段私たちが無意識に行っている「記憶」という役割には

・一瞬だけ覚えて忘れてしまう → 短期記憶

・時間が経っても思い出せる → 長期記憶

などのタイプがあり、繰り返し情報が出たり入ったりします。

その際に情報処理をしながら一時的に記憶を保持する機能を『ワーキングメモリー』といい、記憶の内容を探したり、現在進行中の作業に深く関わっていると考えられ、重要な役割として注目されています。

そのため、脳が疲れてワーキングメモリーの機能が低下してしまうと、無理に勉強などを続けても捗らなくなってしまいます。

そこで「噛む」という動作が必要で、ガムなどを噛むことで脳に刺激を与え、ワーキングメモリーの回復や機能の向上に効果があるということが脳科学の学会で報告されました。

そのほかにも、たくさん噛むことで顎の筋肉の発達を促したり、唾液の分泌量を多くしたり、眠気防止やリラックス効果があったりと、「噛む」ことは良いこと尽くしなのです✿

 

「噛む」ためには、歯が健康であることも大切ですので、歯周病や虫歯の治療をして定期的に歯科医院を受診することをおすすめします。

勉強や作業効率を上げるために、合間に「噛む」ことを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

逗子デンタルクリニック

口腔機能低下症

こんにちは、受付の中村です。

先日、口腔機能指導員認定セミナーに参加させていただきましたので今回は口腔機能低下症についてお話させていただきます。

近年では口腔機能の低下(=オーラルフレイル)について注目されていますが、それは、放置しておくと「寝たきり」や「要介護」の状態になってしまうからです。また、認知症や低栄養にもつながるとされています。

硬いものが噛めないからといって食事を柔らかすぎるくらい煮て食べやすくするのも口腔機能が低下する原因のひとつとなっています。

そして、飲み込みの力が弱くなり細菌が食べ物や唾液などと一緒に気管支や肺に入ることで発症する「誤嚥性肺炎」は75歳以上の死因の上位に入ります。

現代では、携帯電話の普及により長時間下向きになることで首や肩に痛みを生じたり、頭痛が起きたりする「スマホ首」が増えていますが、これは将来的に嚥下機能の低下につながり「誤嚥性肺炎」を引き起こす可能性があるとされています。

首の周りの筋肉をほぐし、緊張を和らげることで口腔機能の維持や円滑な嚥下につなげることができますので、今回はいくつかストレッチをご紹介いたします♬

①顎を引いて背筋を伸ばし、斜め後上に引っ張られるようなイメージで首をのばす。(肩は上がらないようにし、歯は噛み合わないようにする)20秒キープし、戻す。数回繰り返す。557 首のストレッチ のイラスト素材・ベクター - 123RF

②顎を引いて背筋を伸ばし、頭のみ横に傾け首を伸ばす。数秒キープし、戻す。数回繰り返す。

③何かを抱きかかえるように両腕を前にだし、息を吐きながら肩を内側へ入れるようなイメージで両腕を寄せていく。ゆっくり戻し、数回繰り返す。

いかがでしたでしょうか。私は長時間下向きになったときは②を行うよう心がけています。行ったあとは首がすっきりして軽くなったように感じます☺

また、口の周りの筋肉や舌の筋肉をよく動かすことでも口腔機能の低下を予防することができます。以前、「お口の健康体操」についてお話させていただいてますので、ぜひこちらをご覧になってください。

オーラルフレイル

上記のストレッチや健康体操は病気の予防としてもそうですが、顔や首周りの筋肉が衰えると“たるみ”になったりしますので「見た目」の印象も良くなったりすることもあります。

口腔機能を維持・向上することは、健康を保つために欠かせません。口腔機能低下の症状がでてきたら歯科医院を受診することと、歯周病や虫歯、噛み合わせなどの治療を行うことが大切です。

この機会にぜひ皆さんも口腔機能の現状を見直してみてはいかがでしょうか。

そして、今回口腔機能指導員として認定していただき、認定証を頂くことが出来ました。

 

少しでも患者様のお役に立てるよう努めていきたいと思います。

※先ほどのストレッチなどは文章では伝わりづらいところもありますので、わからなければ当院にいらしていただいた時に中村までお気軽にお声掛けください:-)

 

逗子市歯周病検診

昨今、「歯周病」が糖尿病や肺炎、心筋梗塞、動脈硬化、早産、低体重児出産など全身の疾患に大きく関わるとして歯科健診の義務化(国民皆歯科健診)が検討されているのはご存知でしょうか。

自分では磨けないところに汚れがたまっていたり、磨いているつもりでも磨けていなかったり、放っておくと歯周病は進んでいきます。痛いところが無くても、定期的に歯科医院で診てもらうことをおすすめいたします。

また、逗子市では40歳、50歳、60歳、70歳になる方に下記のような歯科検診のハガキが送られてきます。

口腔内の状態や歯周病を診る検診で、当院は検診実施医療機関となっておりますのでハガキをお持ちの方はお電話にてご予約をお取りいたします☺

※検診と治療は別日になりますのでご注意ください。

 

歯の健康を保って食事や会話を楽しみましょう!