ファスティングと言う言葉を聞いた事がありますでしょうか?
こんにちは院長の武田です。今回はちょっとしたきっかけで「ファスティング」を体験しましたのでご報告します。
タイトルでファスティング=断食の様な記載をしましたが、これは深い意味では違うと思われます。断食と言うと宗教色の強いものになりますが、ファスティングは単なる絶食および不食と考えた方がいいかもしれません。英語でfastというと通常は「速い」を思い浮かべますがこれは形容詞の場合で動詞の意味を調べると「絶食、断食」と出てきます。ちなみにbreakfast:朝食は、夕食から食事を食べていなかったのを(断食)を破ると言う意味だそうです。
さて、ファスティングは以前より知っていましたが「何時かはやってみようかなぁ~」くらいの心構えでいたのですが、その時は突然やってきました。別に大層な事があったのではないのですが、私は基本的に食事は満腹まで食べないと気がすまないと言う医療人としては不心得者なのですが、以前は平気だった油物を相変わらず満腹まで食べて就寝したところ夜中に胃もたれで目覚めてしまいました。胃もたれも、夜間に眼がさめるのもほとんど無かった私なので、これはと思い50年近く休み無く働き続けている内臓達にも休暇をという事で翌日の朝食よりファスティングを開始しました。
ファスティングについて色々調べてみると、水と酵素を飲みながらや味噌汁だけOKなど日数もやり方も様々でした。本当は準備期間を経て絶食に入るらしいですが、私の場合いきなりのスタートになりました。ネットでの体験談を見ると絶食中は、頭痛・吐き気・強烈な空腹感・倦怠感などなど恐ろしいことが沢山書いてあるのでちょっとビビリながらの初日でしたが拍子抜けするくらい何の異常もありませんでした。
ちみなみ、私は絶食中はお水と以前から毎日飲み続けているトマトジュースor野菜ジュースだけは継続することにしました。二日目も仕事をしているせいか、軽い空腹感はありましたが「あぁぁ~腹減ったぁ~」と言う感じは無く体調も良好でした!
ファスティングを始めたのが金曜日からでしたので、三日目は日曜日なので仕事の緊張感が無いせいかなんか口が物寂しい感じがあります。そして、三日目になって初めて家族にファスティングしていることを打ち明けましたが、あまり辛そうでないせいか子供達は「おいし~♪」と言いながら横で元気に食事を取っておりました。今回のファスティングは誰かに強制されたわけでもないので、横で食事を取っていてもTVでグルメ番組を見ていてもそんなに気にならず無事に三日目を終了しました。
四日目より回復食を取り始めようと、朝食は重湯を頂きました。久しぶりの食事はとてもおいしく、普段感じなかったお米の甘さや香りを堪能しながら頂きました。昼食は味噌汁を頂いて夕方の診療が終わる頃になると、いままで快調だった体調が崩れ始め頭痛と吐き気が始まりましたが、妻が夕食に出汁で軟らかく煮た大根を食べた頃にはすっかり良くなりましたが、まさか食べ始めてから症状が出るとは思ってなかったのでちょっとびっくりでした。
翌日は中断していた朝の鎌倉ー逗子間の5kのウォーキングも再開しましたが、坂道がちょっとつらいのを除いてはそんなに問題なく無事に終了!その日からは、おそばなども食べ始め徐々に普通食に戻していきました。
途中で気付いたのですが、今回はダイエット目的で行ったのではないので体重を全然測っていませんでした。妻は、おなかが前よりも凹んだよと言っていますが、今となってはどのくらいやせたのか不明です。今回は突然はじめましたが、また機会を見てやりたいと思いますのでそのときは、体重も含め準備万端で行いたいと思います。
逗子デンタルクリニック